メニュー 閉じる

社員を知る

がん治験のエキスパートとして、治験の発展に貢献したい。

M.Mさんの画像

CRC

M.Mさん

東日本支社 臨床試験推進1G
2013年入社

看護師時代はがん病棟を担当。SMOに転職してからはがん担当CRCとしてキャリアを歩む。現在はノイエスにてがんのエキスパートCRCとして活躍しながら、後進の育成にも取り組む。日本癌治療学会認定CRC。

CRCに就こうと思った動機を教えてください。

 前職では看護師として大学病院のがん病棟で8年勤務しました。転職を考え始めた理由は2つありました。1つは、自身の成長を考えたときに、もっと自分で考えて判断したり行動したりするような仕事につきたいと考えるようになったため。もう1つは、看護師時代は月の勤務スケジュールがしっかりと決まってしまっていたので、もっとフレキシブルな環境で働きたいと思ったためです。看護師のキャリアアップについて、この2つの条件を満たすような仕事がないか調べたところ、CRC職があると知り、転職を決意しました。

現在の業務内容を教えてください。

 がん専門の医療機関でCRC業務を担当しています。担当医師が乳がん専門なので、主に乳がんの治験に携わっています。抗がん剤の治験は、被験者さんの選定基準が複雑です。注意深く適格基準に照らし合わせ、データのチェックを行っています。
 がんの治験では、病状が悪化した患者さんが治験の候補者になるケースがほとんどです。そのため、患者さんは、自分の病気の悪化を受け入れつつ、治験への参加について考えることになります。同意説明補助をする時などは、患者さんの気持ちに出来るだけ寄り添える様に、説明の方法や説明時の環境作りに注意しています。
 がん領域の治験では主に抗がん剤の開発がメインであり、がん治験におけるCRCの大きなミッションは、できるだけ長い期間、継続的に薬の投与を続けることです。一般的に抗がん剤は、特殊な副作用が多く、適切な副作用対策、対処が必要となります。そのため、副作用のチェック方法、万が一起こった際の対処方法、プロトコール(治験実施計画書)通りに治験を進める方策など、様々な配慮をしながら業務を行っています。あらゆる場面でエキスパート的な対応が求められるため、もっと経験や知識が必要だと実感しています。

日々勉強していることがあれば教えてください。

 「がん診療ガイドライン」など医師向けの専門書を読むほか、「乳がん学会」などの学会にも入会し、がんに関する最新情報や専門知識を日々勉強しています。
がんは複雑な病気であり、CRC業務を行うために必要な勉強量はとても多いです。これまで乳がん以外にも、肝臓、すい臓、食道の各がんなどを担当しましたが、部位が違えば病理・薬・患者さんの特性などは全く異なり、知識やコミュニケーションの取り方もそれぞれに対応したものが必要です。
 がん治験のエキスパートとして、新しい知識、詳細な知識を持つための努力は欠かさないようにしています。

日々勉強していることがあれば教えてください。
仕事のやりがいと魅力を教えてください。

 日々の勉強、経験の積み重ねが必要であり、大変な事も多々あります。しかし、私はがん担当CRCを「命を預かる職務」と考えており、その責任の大きさが努力するためのモチベーションになっています。努力した分、返ってくるものも大きい。それががん担当CRCの魅力だと感じています。

将来挑戦したいことを教えてください。

 がん治験のCRC業務は、患者さんの病状や進行具合によって接し方を変えるなどの特殊性があるため、がん治験を担当するには特別な教育が必要です。私は多くの乳がんの試験を経験しており、その量は日本中のがん担当CRCでも五本の指に入ると自負しています。将来的には、がん担当CRC育成のための教育プログラム等の開発などに携わり、後進の指導のために自分の経験を有効に活かしたいと考えています。

将来挑戦したいことを教えてください。
MESSAGE

乳腺腫瘍内科の井上先生からの一言

「患者さんに新しい薬を提供するための下支えとなる重要な業務を担ってもらっています。いつも大変感謝しています。」

1日のスケジュール
10:00 メールチェック・被験者対応・IC
16:00 モニタリング(SDV)・医師面談対応・検体回収
17:00 本日の被験者対応の処理・メールチェック・症例報告書(EDC)入力
20:00 退社